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Date:  Tue, 20 Jun 2006 00:56:36 +0900
From:  no@ann.co.jp
Subject:  [pasml 199998] Re: もう一度確認を
To:  pasml@ann.co.jp
Message-Id:  <200606191556.k5JFua51023827@ns.pas2.jp>
X-Mail-Count: 199998

お名前   : NEeDS 困りごと掲示板から
URL      : 
質問URL: http://pasokoma.jp/?num=354325&ope=v
ツリー: http://pasokoma.jp/cgi/tree.cgi?num=354325
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ウィンドウズ超初心者 さんは No.354309「Re:もう一度確認を」で書きました。

>Dドライブが「基本領域」でも2つめのOSは正常動作する、と考えていいのでしょうか?
「基本領域」でもでなく、それがないとインストールできません。
拡張領域は基本領域の拡張と考えて下さい。
#基本となる領域がなければ拡張の仕様が無い


>>#個人的にはパーティションを切ることを推奨します
>とのことですが、何のためにパーティションを切る必要があるのでしょうか?
フラグメンテーション(断片化)の面でお話しします。

PCにとって幾らバラバラにファイルがあろうと関係ないです。
しかし、それは読み書きのためにあちこち彷徨うことになります。
パフォーマンス自体PCにとってはどうでも良くてもユーザにとっては気になります。
その分処理は遅れる、HDDの物理的動作が増える、と言ったことが想像できるかと思います。
(HDDの読み書きがどの様なものか検索されれば解説サイトがあります)

システムは安定していて欲しいもの。
読み書きが連続していればそれだけスムーズ、物理的に負担がない方がと。
デフラグとはその為にあると考えて下さい。

でもデフラグもHDDを酷使しますから、なるべく掛けなくて済ましたいです。
その為にはその元になるフラグメンテーション(ファイルの断片化)が発生しないようにすればよい。

フラグメンテーションは、ファイル作成、追加、削除、によって発生します。
それは、ファイルの書き込みは空いているところから順に行うからです。
削除で空けば次に書き込むときそこに、そこだけでサイズが間に合わないときは次の空いているところに
と言うことで断片化していきます。

ファイルはユーザ作成データだけでなく、
アプリケーションやドライバ、WindowsUpdate、セキュリティパターンファイルなどのインストール/アンインストール
様々なキャッシュファイルやログファイル、インデックス、システムの復元ポイント、
などなどサイズの変化するものはたくさんあります。
それらを別パーティションに置くことでシステムファイルの断片化を避けやすくなります。

システムが最初のインストールされてからサイズが変化しないなら気にすることもないでしょうが、
実際は起動/シャットダウンの繰り返しやUpdate、サイト閲覧など様々なことで刻々変化しています。
特にSP入れたときなどではかなりのファイルが断片化しています(50%以上に及ぶことも)。

少なくとも作成データとシステムを分ければその分避けられます。
また、それは何らかの原因でシステムの再セットを余儀なくされたとき、
フォーマットするのはシステムパーティションだけで済みます。
それに掛かる時間も短くできます。
#いくらデータがそのままになると言ってもバックアップは取るのが基本です
#デフラグも必要パーティションのみにできる(その分時間も短く済む)

また、フラグメンテーションが生じやすい環境は、
一番アクセスされる仮想メモリ領域の断片化を招き、パフォーマンスの低下となります。
場合によってはMFT(FATに相当するもの)の断片化を生じ、
それは訳の分からない不安定となって現れることがあります。
HDDの負担も増え、それは寿命を早める恐れがあります。
デフラグの掛けすぎは良くないですが、常態的に酷使される状態はもっと悪いです。

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