TOP > Up > Today


Date:  Mon, 31 Dec 2007 11:20:39 +0900
From:  no@ann.co.jp
Subject:  [pasml 279140] Re: 仮想 PC のメリットなど
To:  pasml@ann.co.jp
Message-Id:  <200712310220.lBV2Kdb2023737@pas2.jp>
X-Mail-Count: 279140

名前: norimaki2000 BBSから
質問:http://pasokoma.jp/43/lg434603#434622
携帯:http://pasokoma.jp/m?num=434622&ope=v
--
どのような目的で仮想マシンを利用するかでメリットは若干異なります。
仮想マシンを利用する目的の例。
(1)旧OS、旧アプリケーションの延命
(2)テスト環境、開発環境での利用
(3)OSの完全なイメージ保存、ディザスタリカバリ

(1)についてですが、個人利用で多いのは例えばWindows98時代のアプリケーションが利用したい。
企業ユースではWindows NT 4.0時代のアプリケーションが利用したい。
これらは既に10年近く前のOSとアプリケーションで、最新機種では当然それら旧世代のOSがサポート
されておらず、仮想マシン上で旧OSを利用するメリットが享受できます。
ほかに実質的な選択肢がないわけだから。

(2)についてですが、例えば1年前のWindows Vistaリリース前に仮想マシン上でVistaを稼動させて
みることができました。
企業ユースなら仮想マシン上でWindows Server 2008を稼動させることができます。
サービスパックのベータ版やRC版も、物理環境で試すには敷居が高いけど、仮想環境であれば
気軽に試せます。

アプリケーション開発でも例えば業務パッケージのメジャーバージョンアップ、DBMSのバージョン
アップなど大掛かりなバージョン変更ではOSから含めた開発環境・評価環境が必要です。


(3)についてですが、仮想マシン(バーチャルディスク)を別媒体に定期的に保存しておけば、OSから
含めた完全なイメージがバックアップできます。
災害時に少しでも早く復旧させたい要望があるなら大きなメリットです。
Symantec Backup Exec System RecoveryやAcronis True ImageなどOSが稼動中にOSを含むイメージが
保存できるツールはありますが、それらを使うより確実にイメージが保存できます。
(ただしバーチャルディスクのコピー時には仮想OSは停止が必要)


仮想環境に何を求めるかによって、費用対効果を考える必要があります。

性能面ですが、個人的にはデュアルコアXeon以上のCPUでSAS 15000rpmのサーバ機であれば、
仮想OSの1つや2つで問題になることはないと思います。
(仮想化対象が5年以上前の旧アプリケーションの場合)
当然ですが仮想OSごとに必要なメモリ容量は割り当てなければなりません。

個人利用なら、まあここであれこれ悩む前にVirtual PC 2007でも1度使ってみて。
試してみるのが一番でしょう。
--
== 掲示板URL: http://pasokoma.jp/bbs ==
   配信の停止: http://pasokoma.jp/taikai
   本メールマガジンへの返信はなさらないで下さい
== 投稿はパソコン困りごと掲示板でお願い致します ===
    

TOP > Up > Today