TOP > Up > Today


Date:  Mon, 25 Feb 2008 21:44:32 +0900
From:  no@ann.co.jp
Subject:  [pasml 285721] Re: 熱伝導シートの使い方
To:  pasml@ann.co.jp
Message-Id:  <200802251244.m1PCiWgx024863@pas2.jp>
X-Mail-Count: 285721

名前: pandora BBSから
質問:http://pasokoma.jp/44/lg441192#441212
携帯:http://pasokoma.jp/m?num=441212&ope=v
--
あと一歩さんは No.441204「Re:熱伝導シートの使い方」で書きました。

グリス、伝導シートの併用は絶対NGです。

失礼ですが、
何のために CPU/ヒートシンク間にグリスを塗るか、それが理解できていないようです。

熱伝導率を高めるために理想的な状態は、CPUとシンクの完全な密着です。
でも、見た目で平らでもミクロの世界では凹凸があり、そこには空気が入ります。
空気は熱伝導率のきわめて悪い媒体です。
グリス、伝導シートも実は金属より熱伝導率は悪いです。

それでも、グリスを塗る理由は、密着面から空気を排除するためです。

要は、CPU/シンクの間の空気さえ追い出せれば、分厚く塗る必要は無いんです。
逆に必要以上に厚く塗れば塗るほど、今度はグリスの熱伝導性の悪さから、廃熱効率は低下します。

ということから、理想的なグリスの塗り方は、
マッチ棒の頭くらいの大きさで、CPUの真ん中/四隅の五箇所に塗り、
それを平らにヘラで伸ばします。 あまり薄く伸ばしすぎて、シンクと密着させたときに
空気の層が出来ないように気をつけてください。

グリスを以下に上手に塗るかで、CPU表面温度は 1〜2度くらい平気で変わりますよ。

なお、
高価なシルバーグリスを手に入れてるなら、CPUやシンクに付いているものは拭い取って
アルコールできれいに拭き取ってから(必ず)シルバーグリスを塗ってください。
ぬるぬる状態はきれいに拭き取って、サラサラ状態にする、コレが大事です。指の指紋も残さないように。
熱伝導性はきっと、シルバーグリスが一番です。
--
== 掲示板URL: http://pasokoma.jp/bbs ==
   配信の停止: http://pasokoma.jp/taikai
   本メールマガジンへの返信はなさらないで下さい
== 投稿はパソコン困りごと掲示板でお願い致します ===
    

TOP > Up > Today