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Date:  Sat, 10 Apr 2010 04:07:05 +0900
From:  no@ann.co.jp
Subject:  [pasml 336957] Re: OS のCDをなくしてしまった時の再インストール
To:  pasml@ann.co.jp
Message-Id:  <201004091907.o39J752v015102@ns.pas2.jp>
X-Mail-Count: 336957

名前: FUFUFU BBSから
質問:http://pasokoma.jp/49/lg493000#493031
携帯:http://pasokoma.jp/m?num=493031&ope=v
--
hajimeさんは No.493026「Re:OSのCDをなくしてしまった時の再インストール」で書きました。

>インストール用CDがなくては難しい感じですね。
そうです。

いちおう、上でデタラメと指摘したので、正しいことを書いておきます。
Dellに限らず、大手メーカーのパソコンには、OEM版のWindowsが使われます。
また、Dell、HPなど企業向けが主体のメーカーは、一般向けの製品に多い
リカバリディスク形式ではなく、OSだけのディスクを提供します。
このディスクは、OEM向けにカスタマイズされてはいるのですが、
基本的には、市販のWindowsインストールディスクと同じように使えます。
ポイントになるのは、アクティべーションの方法です。
大手メーカーのOEMは、SLP(システム ロック プリ インストール)という形で
「プリアクティベート」した状態で提供されています。
だから「アクティべーションが必要ない」と説明されるのですが、
簡単に言えば、BIOSにメーカーごとの特定情報が埋め込んであり、
Windowsは起動時にそれをチェックするという仕組みです。 
この仕組みがあるので、インストール時にプロダクトIDの入力がないんです。
とはいっても、正規の販売が行われていることを証明するために、
各パソコンにはプロダクトIDを書いたシールが貼られているのです。
これは、何らかの障害がBIOSに起こってプリアクティベート出来ないときに、
電話等でアクティべーションするときに使います。
ですから、DellのOSディスク+DellのBIOSという組み合わせで
使えるようになっているということです。
このため、オークションなどで売っているDellのパソコンには、
インストールディスクが付いていないものも多くあります。
また、インストールディスクも単独で多数出品されています。
売る方は、ディスクを1枚持っていれば何台でもインストール&認証済みの
パソコンを作ることが出来るからです。
たとえば、中古のパソコン+ディスクを10台入荷したとしたら、
インストール済みパソコン10台とディスク10枚を別々に売れるわけです。
というようなカラクリもありますので、中古パソコンの購入には注意が必要なのです。

VL(ボリュームライセンス)は、マイクロソフトと直接契約するものです。
これは専用のキーを使うことで、アクティべーションが必要ありません。
大口契約向けですが、実は少ない台数でも契約出来たりします。

というように、いろいろな販売形態や仕組みがあるので、
それぞれを正しく理解していないと間違いやすいんです。
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