TOP > Up > Today


Date:  Mon, 15 Nov 2010 12:53:49 +0900
From:  no@ann.co.jp
Subject:  [pasml 342470] 余計なお世話だけど
To:  pasml@ann.co.jp
Message-Id:  <201011150353.oAF3rn57025141@ns.pas2.jp>
X-Mail-Count: 342470

名前: pandora BBSから
質問:http://pasokoma.jp/49/lg498645#498698
携帯:http://pasokoma.jp/m?num=498698&ope=v
--
河合_美亜さんは No.498645「1台のPCに2機のHDD搭載して別個で使えるか?」で書きました。

横から失礼

2台のHDDを実装し、それぞれに OSをインスコする場合の注意
(HDDをそれぞれ、現在実装中の一台目:HDD-A/増設の二台目:HDD-B と呼ぶ)

・HDD-AとHDD-Bを物理的に入れ替える操作を(特別な装置等を利用し)しないまま
 単純に一台目/二台目として実装した状態では
 HDD-Bに別な OSをインスコしたところで、ブートドライブは HDD-Aになるから
 (通常は、HDD-AのOS用の C:ドライブになるパーティション)
 この状態で HDD-Aにトラブルがあって HDD-BのOSから起動しようと思っても
 HDD-Aに設定されたブートパーティションに問題があった場合、HDD-Bでの起動はできない

・NT系OSには、ブートDISKというフロッピーを作成することで、上記問題の対応が
 はかれたけど、FDDドライブがないと無理
 (おそらく、USB接続FDDではブート後のOS起動ができないと思ふが・・・)


これは、Windows OSの仕様上の特性からくることで、どうあがいても逃れられない

[使用上の特性]
 ・Windows OSは、HDDの場合のブート先が
   BIOSが認識した「第一ドライブ」の「有効な第一パーティション」
  となる
  (有効なとは、隠し指定されておらず、最初に見つかるアクティブなもの という意味)

 上記の例だと、OS本体はHDD-Bの指定されたパーティションにインスコされるけど
 OSブートローダー部分は、イヤでもHDD-Aの第一パーティションに実装されてしまう

 その後、複数のOSを起動切り替えするために、Windows NTローダーが持っている
 ブートセレクトマネージャーで、選択起動する形式となる


これから逃れるために、昔のマニア族はこんなことやってた

(1).きちんとしたブートマネージャーを利用する
  (きちんとしたとは、市販される製品とかいった意味、少なくともOS付録品ではない)
  一台のHDD上にパーティション分けして複数OS切り替えも可 (ただし、Windowsでは最大4つ)
  欠点:ブート-マネージャーは、OSじゃないので単独で起動できないため
     何がしかのOSアプリとしてインスコしないといけない
     このため、利用したいWindows OSに一緒に入れたくない場合には
     別なパーティションの用意と MS-DOS等の起動OSが必要になる
     つまり MS-DOSを起動OSにして、ブートマネージャーをアプリとして動かす感じ
     できれば、ブートマネージャーは利用OSのアプリ組み込みしないほうが好ましいし
     使いこなすまでは、練習しながらのかなりの苦労を伴うと思ふ
  注意:半端な知識で使うと、現在使ってるWindowsが起動できなくなるよ

(2).コールドスワップのHDDマウント装置を使いHDDを物理的に入れ替え操作して起動
  欠点:いちいちHDDを入れ替えしなければならないのが面倒だし、
     入れ替え時の衝撃でHDDがお亡くなりになるなんてこともあった
     私はこれで一台おしゃかにしたっけ・・・

(3).起動先ドライブをBIOSで選択し、切り替え起動
  欠点:いちいちBIOSで切り替えしなければならない
     それと
     切り替えのたびに BIOSを入れてる EEP-ROMの書込み操作が行われるので
     EEP-ROMの書き込み寿命を短くする・・・なんて心配もされたっけ
     (実際は、どうだったのか良く判らん)

(4).IDE接続のHDDが主流だった時代、MASTER/SLAVEを切り替える方法
  考え的には、コールドスワップをHDD後ろのジャンパーで行うって感じ
  秋葉あたりでは、切り替え器具なんてものが売り出されたことがあったし
  (理屈はたいしたことないんで、私は半田付け自作して切り替え器を作ったけどね)
  欠点も特に見当たらず、当時この方法が一番良いのではと私は思ってた
  (その後、ブートマネージャ方式に切り替え)
  欠点:S-ATAでは物理的に無理

(5).ブートDISKというフロッピーを作成し、HDD-BのOS起動
  欠点:NT系OSで有効、かつ、FDDドライブが必要だし割と面倒


いずれも、OSインスコ時は、HDDをそれぞれ単独実装して行うこと
また、ブートマネージャーを使う場合は、二つの方法がある
 ・ブートマネージャーのOSインスコサポート機能を使う
 ・ブートマネージャーに頼らず、自分でパーティション操作をしてOSインスコする
  ただし、インスコ後にブートマネージャーの復旧操作が必要になる

私が思うに・・・
スレ主さんの現状では、上記 (3) の BIOS切り替えで起動するやり方が、一番かもしれない?
--
== 掲示板URL: http://pasokoma.jp/bbs ==
   配信の停止: http://pasokoma.jp/taikai
   本メールマガジンへの返信はなさらないで下さい
== 投稿はパソコン困りごと掲示板でお願い致します ===
    

TOP > Up > Today